26spring_top
previous arrow
next arrow

雪国の人たちが、季節のうつろいを実感し、確かめる「雪形」のように、
雪国が育んできた暮らしの知恵や季節の話題を、地域に根ざした視線でお届けします。

読みもの
お知らせ
pdf

雪国に春が来た!春こよみで季節を満喫

長かった冬。やっと春がやってきました。一番に、春を教えてくれたのは、雪の下から鮮やかな黄緑を見せてくれたふきのとうです。また山菜の季節が巡ってきたと、うずうずしている方も多いことでしょう。山菜の種類は思っているよりずっと豊富。雪国の短い春を、次から次へと芽を出し、土から伸びてきます。順繰りに山菜をいただくことは、すなわち雪国の春を、時の流れとともに堪能することでもあります。  まだまだ、春のお楽しみは続きます。冬と春がグラデーションでつながる雪国では、残雪とともにサクラも、トレッキングも、ポタリングも楽しめます。  最後に「ゆきがた」の語源ともなった雪形にも注目してみましょう。地面に、木々に、小さな緑がチラチラ見えてきたら、遠くの山々を眺めてみて。そこに現れた形は、雪国の新しいはじまりを教えてくれます。春を探しに、野に出てみませんか?

雪国の春の楽しみ「山菜」

雪どけの頃のふきのとうから始まり、 初夏のネマガリタケまで様々な 山菜の旬が移り変わります。

カタクリ

雪国の春を彩るカタクリは、雪解けの4月から5初旬月が見ごろです。一面に紫色のカタクリが咲く様子は「群生」と言われ、とても幻想的です。越後湯沢から南魚沼にかけては中里カタクリの里(湯沢町)、六万騎山(南魚沼市)、坂戸山(ryugon近く)、五日町スキー場(南魚沼市)、飯綱山古墳群(南魚沼市)などが見どころです。

残雪と楽しむ遅い桜

湯沢と南魚沼エリアの桜は、4月中旬〜5月上旬が見頃です。年によっては残雪とさくらの共演が、ゴールデンウイーク頃に見られます。湯沢中央公園(湯沢町)や銭淵公園(ryugon近く)では観桜週間にライトアップが実施されます。坂戸山のカタクリと一緒に楽しめるかもしれません。

田植え・水鏡と里山

この地域の田植えは、4月下旬から5月が最盛期。他の新潟の地域と比べて大分遅めです。これは、雪どけが遅く春が遅いことと、穂が出てお米が育つ時期を後ろにずらし、涼しく寒暖差がある時期にすることで食味を増すためです。これも美味しい「魚沼産コシヒカリ」を産むための知恵の一つです。

雪形

冬の間は白一面だった山々も、春になって雪が溶け始めると、山肌にさまざまな形が現れます。人の形、動物の形。それらは暦のない頃から、農事のカレンダーとして使われてきました。特定の形が、田植えや種まき、山菜採り、野菜の苗を植える目安にされていたのです。 万太郎山の雪形 谷川連邦の一角にある万太郎山の山腹には鹿の角の雪形が現れ、豆蒔きの目安になっていた。 巻機山の雪形 5月上旬に子供に鼻綱をひかれた黒牛が現れ、その後右側に白牛が現れ苗代づくりの目安とされた。それに由来し「牛ヶ岳」とも呼ばれる。 金城山の雪形 山の形が「金」に似ていることが由来。図の鳩、亀のほか犬、鳥、鉄砲など「七とこ雪」が見られる頃に豆まきをする。麓には曹洞宗の名刹「雲洞庵」がある。 駒ヶ岳の雪形 5月の八十八夜の頃、山頂に印象的に白く馬の形が現れる。この頃に田の耕作に取りかかり種まきをする。 八海山の雪形 八海山は魚沼三山の一つで名山、霊峰として知られ、古くから人々に崇め見上げられてきたため、雪形の数も多い。頂上付近に見られる「豆まき入道」が見られる頃に里でも豆をまく。  

読みもの

読みもの
お知らせ
pdf
ゆきがたLINE
んまや

「ゆきがた」は、HATAGO井仙とryugonがお届けする、雪国の知恵と過ごし方の提案です。

春、雪解けとともに山肌に現れる「雪形」から名付けました。

雪国の人たちが、季節のうつろいを実感し、確かめる「雪形」のように、雪国が育んできた
暮らしの知恵や季節の話題を、地域に根ざした視線でお届けします。